いろどりだんし「ましゅ~、藤城慧、あつみ」企画




6件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[6] 第二話・改訂版

投稿者: あつみ 投稿日:2014年 5月 1日(木)08時56分34秒 KD175108195135.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用

・ドアがバタンと締まる。

廊下歩いて居る足音(主人の独り言)
主人「はぁ…
   あの叔父様がなんだって磯山の肩を持つんだ?
   あんなの、執事として半人前じゃ無いか。

≪遠くで、仲良さげに話す二人の声≫


神谷「必要なものは他に有りませんか?」(フェードイン)

磯山「まだ慣れないけれど… 一応、支度は済んだよ」(主人の声、フェードイン)

神谷「そうですか。必要なものが有れば何でも声を掛けて下さい。
    それにしても、執事を仕事に選ぶなど… わたしは、余り…同意出来ませんが。他に仕事は無かったのですか?」

主人「あいつらどういう知り合いなんだ?
   ……仲良さげだけど、さ」

≪主人の足音に気が付いた二人、会話を止めて仕事モードに。

磯山「あっ、、、」
神谷「何か御用がおありでしょうか?」
主人「磯山にようがあるから、お前は下がっていい」

(主人は二人の仲に嫉妬して、磯山だけを連れて部屋に戻ってしまう≫
(ドアの音)
(主人が椅子に座る音)

磯山「あの… 御用件とは…?」
主人「無いッ」
磯山「…え?」
主人「(溜息)」
磯山「僕、なにかしましたでしょうか?」
主人「……別に。
   あのさ。神谷と親しげに話してたけど、御前ら… なンなん?」
磯山「昔からの、知り合いです」
主人「そんなのは分かってる。どういった知り合いかって聞いてるんだ」
磯山「それは...
主人「はあ、、それならいい。神谷に聞く」
磯山「あっ...いえ!その...
   申し上げなかったのは、込み入った理由が有りまして…」

磯山「神谷は、、、自分の、執事でした。神谷家自体が、代々磯山家に仕えて来た家柄だったのですが…… 事業に失敗し多額の借金を負わされることとなり、磯山家は、、、なにもかも失いました。その結果、執事の神谷の契約も、父が解きました。磯山家の問題は自ら解決すると。私もそれに了承し、神谷家は磯山家との繋がりは無くなりました。しかし以前長い間お世話になっていたこちらからお招き頂き訪ねたところ神谷と再開することになり、、、驚きました。」


主人「はあ、、、そういうこと、、、か。
   “身分違い”って…… ね」
   ―――――― ちょっと神谷を呼んで来て」
磯山「…… はい」

(扉のあく音、閉まる音)
  神谷「御呼びと伺いましたが? 磯山が、なにか失礼でも致しましたでしょうか?」
 主人「そうじゃ無いよ。あのさ…
     あの時の言葉、覚えてるか?」
 神谷「――――― あの時、とは?」
 主人「聞いたよ、過去のこと。ふぅん… 磯山って、もとは御坊ちゃんだったんだ…
    いろいろ、大変だったみたいだけどさ。
    磯山には悪いけど、僕の執事はやっぱり勤まらないと思うんだよね。
    僕がクビって言ったら、磯山は首になるんだよね?
    そしたら神谷が僕の執事として戻るしかない、んだよね?」
 神谷「それは… そうですが。―――――ですが、磯山は…」
 主人「もういいよ」
 神谷「―――――― 仰りたい事が… 分かり、かねます」
 主人「へぇ、神谷でも、そういう顔、するんだ…
    まあ、分かった。下がっていいよ」

 神谷「―――― はい、失礼致します」

(ドアの音)
主人「ふぅん……
   “身分違い”って言うから、僕はてっきり… 僕の事かと。
   なぁんだ、馬鹿みたいじゃん。僕…」

////////////////////////////////////////////

三話目

神谷と磯山が親しい事を、改めて再確認し、磯山への嫉妬を募らせる主人。
神谷を振り向かせたいがために、磯山に気が有るふりをする。って流れ?




[5] 自己紹介プロフィール

投稿者: ましゅ 投稿日:2014年 4月30日(水)21時47分6秒 243.net182021051.t-com.ne.jp  通報   返信・引用

磯山志信(18) : 15歳から神谷と主従関係にあったが現在父が事業に失敗し、借金まみれ! 一条家の執事になることに

神谷悠希(21) : 代々、磯山家に仕えて来たという歴史の有る神谷家の長男。悠季も18歳から磯山家に仕えて居たが、半年前の磯山家の没落をきっかけに解雇され、今は一条家の執事をしている。

一条ひかる(14): 神谷悠希と主従関係にあったが磯山志信が一条家に仕える事となり、志信の主人となった



[4] 二話

投稿者: ましゅ 投稿日:2014年 4月26日(土)09時32分32秒 243.net182021051.t-com.ne.jp  通報   返信・引用

二話目

・ドアがバタンと締まる。
廊下歩いて居る足音(主人の独り言)
主人「はぁ…
   あの叔父様がなんだって磯山の肩を持つんだ?
   あんなの、執事として半人前じゃ無いか。
≪遠くで、仲良さげに話す二人の声≫
磯山「
神谷「
主人「あいつらどういう知り合いなんだ?
   ……仲良さげだけど、さ」
≪主人の足音に気が付いた二人、会話を止めて仕事モードに。
磯山「あっ、、、」
神谷「何か御用がおありでしょうか?」
主人「磯山にようがあるからお前は下がっていいぞ」

(主人は二人の仲に嫉妬して、磯山だけを連れて部屋に戻ってしまう≫
(ドアの音)
(主人が椅子に座る音)
磯山「あの… 御用件とは…?」
主人「無いッ」
磯山「…え?」
主人「(溜息)」
磯山「僕、なにかしましたでしょうか?」
主人「……別に。
   あのさ。神谷と親しげに話してたけど、御前ら… なンなん?」
磯山「昔からの、知り合いです」
主人「そんなのは分かってる。どういった知り合いかって聞いてるんだ」
磯山「それは...
主人「はあ、、それならいい。神谷に聞く」
磯山「あっ...いえ!その...
   申し上げなかったのは、込み入った理由が有りまして…」
「私と神谷は、、、主と執事の間を長い間してきました。神谷家は代々磯山家に仕う名家で
磯山家も伝統があり父が事業を行ってきました。しかし父が事業に失敗し多額の借金を負わされることとなり、磯山家は、、、なにもかも失いました。その中で執事の神谷の契約を父が解きました。磯山家の問題は自ら解決すると。私もそれに了承し、神谷家は磯山家との繋がりは無くなりました。しかし以前長い間お世話になっていたこちらからお招き頂き訪ねたところ神谷と再開することになり、、、驚きました。」
回想
「好きな人が居るのですが、身分が違いますので」
主人「―――――― ちょっと神谷を呼んで来て」
磯山「…… はい」
 主人「あの時の言葉、覚えてるか?」
 神谷「――――― あの時、とは?」
 主人「聞いたよ、過去のこと。へぇ 磯山って、もとは御坊ちゃんだったんだ…
    磯山には悪いけど、執事としては半人前だし、
    僕の執事はやっぱり勤まらないと思うんだよね。
    僕がクビって言ったら、磯山は首になるんだよね?
    そしたら神谷が僕の執事として戻るしかない、んだよね」
 神谷「それは… そうですが。――――― 磯山は…」
 主人「もういいよ」
 神谷「――――――」
 主人「へぇ、神谷でも、そういう顔、するんだ…
    まあ、分かった。下がっていいよ」
 神谷「―――― はい、失礼致します」
(ドアの音)
主人「はあ、、、そういうこと、、、か。」


次回、第3話。



[3] (無題)

投稿者: ましゅ 投稿日:2014年 3月21日(金)18時10分39秒 243.net182021051.t-com.ne.jp  通報   返信・引用

(どさっ)

「よいしょっと、やっと片付け終わった、、、
まさか執事の服を着ることになるなんて、、、でもちょっとかっこいいな~。(鏡を見ながら)」

「そうだ、ご主人様になる方に挨拶にいかないと。」

(部屋を出る音)
(歩く足音)
「それにしても、、、このお屋敷にはいくつも綺麗な花が飾ってあるんだな~。」

「ん、、、?向こうで誰かが話してる、、よく見たら僕と同じような格好してるけどどこの執事だろう。(神谷がメイドと話す声)」

神谷「んっ、、、(磯山に気づく)」

磯山「あ、、、神谷、、、?(驚きの様子)
          神谷がどうしてここにいるんだ、、、!?」

神谷「しのぶさま、、、」


磯山「あ、、、えっと、、、僕も色々あったけど、、、神谷は一条家で働いていたんだ… 知らなかった」

神谷「はい、、、此方から声を掛けて頂きまして。父の代まで磯山家に御世話になりながら、わたくしは他家で働くなど大変無礼な事で、申し訳有りません…」

磯山「そんな、、気にしないで。元々磯山家の問題だし、神谷家を巻き込む訳にはいかないからね。申し訳ないのはこちらの方だよ、、、。それより、本当、元気そうでホッとしたよ。」
神谷「ありがとうございます、、、そちらもお元気そうで安心しました。」

磯山「いやあ、、、こうやって執事になる道を選んでからまだそうたたないけど立派な部屋も頂いてよくしてもらってるんだ。だからこれから執事になって仕えることで少しでも恩を返せたらと思ってるんだ。
そうだ。今からこの一条家で働かせて頂く新人なのに、先輩執事の君のほうが僕に敬語だなんて、、、おかしいよね笑」

神谷「はい、、、い、いやっ、分かった」

磯山「クスッ……僕は、父の工場を手伝うと云っても伝票整理が関の山だったし…… 勿論、ほかの家で執事として働くなど考えたことも無かったから、本当に何も出来ないかもしれない。だからいろいろ、教えてください。頑張って覚えるから」

神谷「勿論^ - ^。執事の仕事は厳しいぞ。私の新しい仕事にも差し障るから、できるだけ早く、ひかるさまの御食事の御好みや日々の気を付ける点は全て教える積もりだ。だけど今日は、ただの顔合わせだから、挨拶をしたらすぐに下がるから。自己紹介程度なら、大丈夫だろう?」

磯山「あ、はい。自己紹介程度なら。それで、一緒に下がる段取りで」

神谷「うん。ひかる様は…… 気難しいかただから、まだ二人きりにはさせられない。手の焼ける我が儘が多くて、その点は大変なかただと心得ておいたほうが良いだろう。そのうちに… 分かるだろうけれど」


≪音:神谷の最後の声に被さるようにノック音が≫


神谷「ひかる様? 神谷です。失礼して宜しいでしょうか」

ひかる「…… 嫌だ。聞いたよ“あの”話なら、僕は承知していないからな」

神谷「(溜息を零し)失礼致します」≪音:扉の開く音≫

神谷「茶をお持ち致しましょうか?」

ひかる「…… 要らない」

神谷「今日付けで、ひかる様の執事から下がらせて頂く御挨拶に参りました。わたくしの後任を連れて参りましたので御目通り願います」

ひかる「だ・か・ら。承知していないって言っただろ? 話、聞いてんのかよ」

神谷「申し訳御座いません。大旦那様からの命で御座います」

ひかる「お前は“僕の”執事だろ? 僕の命令が最優先だろ?」

神谷「申し訳御座いません。ひかる様に、これからもいつも通りにお過ごし頂けますよう、彼が仕事を覚えるまでは今まで通り補佐させて頂きますので。…… 自己紹介を」

磯山「磯山志信です。どうぞ、宜しくお願い致します」

神谷「ひかる様。紅茶を召し上がられないのでしたら、いったん下がらせて頂き、御召替えの時間になりましたら、また  と共に失礼させて頂きます。じき、大旦那様とお出掛けになられる時刻ですのでお忘れなく」

ひかる「嗚呼…… じゃ、下がれば? 神谷だけ」

神谷「…… はい?」

ひかる「磯山は、僕付きの執事なんだろ? 神谷と共に下がる必要は無いだろ。神谷だけ、下がれよ」

神谷「紅茶でしたらわたくしが御入れ致しますが」

ひかる「さがれと言ったのが聞こえないか」

神谷「失礼致しました」≪音:扉が開く音≫


磯山「(暫しの間が居た堪れなくなったように)
 あの…… やっぱり、紅茶でもお持ちしましょうか?」

ひかる「淹れられンの? じゃ、持って来いよ」

磯山「何を淹れてきましょうか?」

ひかる「そンなん、いちいち主人に聞く訳? そんなんじゃ執事の意味無いじゃん……」

磯山「今すぐ、神谷さんに聞いて来ます」

ひかる「ん? いい。じゃぁ、ダージリン・オータムナルが飲みたい」

磯山「は、はい。只今……」≪音:扉が閉まる音≫

ひかる「…… 秋摘み茶葉だから、…… もう無いと思うんだけどねぇ~ なに淹れて来るんだろ」

≪音:扉≫


磯山「…… オータムナルは、秋摘みの茶葉のようで、もう切らしてしまったようです。いまならファストフラッシュで如何でしょうか?」

ひかる「で? そのファストフラッシュは淹れて来たわけ?」

磯山「い、、、いえ。ファストフラッシュで良いか分からなかったので…」

ひかる「じゃ、手ぶらで戻ってきたんだ。近い味の紅茶くらい、ふつー持ってくるんじゃねえの? 使えねー 御前。執事、やる気あんの?」

磯山「は…… はいッ、すみません。気が利かなくて。でも、言われた事は、精一杯やろうと思います。御茶の事もこれから覚えます。なんでも、これから覚えますから」

ひかる「…… 言われた事なら、やれるんだ?」

磯山「はい、、、何でも」

ひかる「何でも? じゃ、さ? そこの窓、開けてよ。≪音:室内を歩き、窓を開ける音≫ …… これ…≪音:室内を歩く音と共に≫ 今日の外出のために創らせた帽子なんだけれど… あ、手が滑って窓から落として木に引っ掛かってしまった。帽子が無いと出掛けられないんだよなァ……  取って来て?」


磯山「あっ、、、わかりました。」
≪音:窓枠が軋む音、梢が揺れるような音で、窓から木に飛び移ろうとしていることを表現≫」

ひかる「ちょ? ……ちょ、ちょ、ちょっと!待てってば、待てよ。危ねぇだろッ! 冗談! 冗談だって!」

磯山「……え? 冗談だったのですか? でも、帽子が、、無い、、と…(それでも取ろうとする)」

ひかる「ぁ゛あッ もういいから、いい。帽子は後で庭師に取って貰うからいい。あのさ…… 俺がこの窓から飛び降りろと言ったらどうすんの? やるの? 馬鹿だろ」

磯山「でも。僕には、それくらいしか出来ないのだから、何でも… やる気で居ないと」

ひかる「まったく、、、お前、さ。名前…… なんだっけ? どうして、ウチで働く事になったんだ?」

磯山「、、、一条家の旦那様からお声を掛けて頂きまして、、、 」

ひかる「ふぅん… そうなのか。あの叔父様がねえ、、、」

磯山「あの、、、本当に私は、、≪この言葉に、扉をノックする音が重なる≫

神谷「失礼致します。宜しいでしょうか?」

ひかる「ああ。」

神谷「磯山が、台所で茶葉を探していた様子だと耳にし、茶を御所望かと思い、お持ち致しました ≪食器の音≫ どうぞ。後、大変申し訳有りませんが、磯山と共に大旦那様へ目通りを願いたいので、彼と共に失礼させて頂いて宜しいでしょうか?」

ひかる「嗚呼…」

神谷「それでは失礼致します」

磯山「失礼致します」


≪扉があく音がするや、ひかるの言葉が重なる≫

ひかる「あ。磯山、ま。……早く、茶くらい淹れて持って来れるようになれよ、な?」

磯山「はい!頑張ります!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「次回予告」
紅茶はストレートかミルクティーが好きな神谷です。

ひかる様に好かれ始めた磯山。しかし、その「好き」が主従の繋がりを超えそうで、俺はハラハラしています。実は、以前に磯山家の執事を辞めたのも、志信への恋心が抑えられなくなりそうだった為であり、また、その恋心が再燃しそうです。奇妙な三角関係になりそうなこの関係は、今後、どうなるのだろうか…

次回も是非、お聴き下さい。



[2] 第一回のシナリオ

投稿者: あつみ 投稿日:2014年 3月19日(水)19時34分43秒 KD175108195135.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用

 主人:藤城慧:一条 ひかる

 新人執事:ましゅー:磯山 志信 イソヤマ シノブ

 先輩執事:あつみ:神谷 悠希 カミヤ ユウキ


第一回
*意図*
三人のキャラクターの立ち位置紹介と、磯山の過去にフォーカスする

*ストーリーの流れ*
親の会社が倒産して、急遽、働かなければいけなくなった磯山志信。親同士が知り合いである一条家の子息の「一条光」付きの執事として一条家で働かないか?という提案を受け、一条家にやって来た。その一条家に居たのは、父の代まで磯山家の執事を務めて居たが当人は磯山家で働かず一条家で執事として働いて居る神谷悠季。神谷は、複雑な気持ちを押さえ込みながら磯山とともに一条光の部屋を訪れる。

一条光は、長年、自分付きの執事だった神谷が父付きの執事に変わるのが嫌で、新人執事を困らせて追い返そうと企み、磯山を迎える。しかし、磯山の馬鹿が付くほどの真面目さに、磯山の頑張りを認めざるを得なくなり、磯山に興味を持ち始める。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(音:廊下を歩く二つの足音)

磯山「それにしても… 一条家で働いていたんだ… 知らなかった」

神谷「はい。此方から声を掛けて頂きまして。父の代まで磯山家に御世話になりながら、わたくしは他家で働くなど大変無礼な事で、申し訳有りません。…… 一条家の屋敷内は覚えましたか? 宛がわれた部屋で、ほかに入り用な物は有りますか。足りない物などは…」

磯山「いえ。……立派な部屋を頂いて、驚いている。あ、そうだ。今からこの一条家で働かせて頂く新人なのに、先輩執事の君のほうが僕に敬語だなんて、あの… もう僕の家の格がどうのとか… 工場がどうの、とか…一切無くなってしまったので、どうか、神谷も過去のことなど忘れて、僕に敬語を使うことも止めて欲しいのだけれども」

神谷「ん?…… 嗚呼、分かった」

磯山「……僕は、父の工場を手伝うと云っても伝票整理が関の山だったし…… 勿論、ほかの家で執事として働くなど考えたことも無かったから、本当に何も出来ないかもしれない。いろいろ、教えてください。頑張って覚えるから」

神谷「勿論、覚えて貰わないと困る。俺の新しい仕事にも差し障るから、できるだけ早く、ひかるさまの御食事の御好みや日々の気を付ける点は全て教える積もりだ。だが今日は、ただの顔合わせだから、挨拶をしたらすぐに下がる。自己紹介程度なら、大丈夫だろう?」

磯山「あ、はい。自己紹介程度なら。それで、一緒に下がる段取りで」

神谷「嗚呼。ひかる様は…… 気難しいかただから、まだ二人きりにはさせられない。手の焼ける我が儘が多くて、その点は大変なかただと心得ておいたほうが良いだろう。そのうちに… 分かるだろうけれど」


≪音:神谷の最後の声に被さるようにノック音が≫


神谷「ひかる様? 神谷です。失礼して宜しいでしょうか」

ひかる「…… 嫌だ。聞いたよ“あの”話なら、僕は承知していないからな」

神谷「(溜息を零し)失礼致します」≪音:扉の開く音≫

神谷「茶をお持ち致しましょうか?」

ひかる「…… 要らない」

神谷「今日付けで、ひかる様の執事から下がらせて頂く御挨拶に参りました。わたくしの後任を連れて参りましたので御目通り願います」

ひかる「だ・か・ら。承知していないって言っただろ? 話、聞いてんのかよ」

神谷「申し訳御座いません。大旦那様からの命で御座います」

ひかる「お前は“僕の”執事だろ? 僕の命令が最優先だろ?」

神谷「申し訳御座いません。ひかる様に、これからもいつも通りにお過ごし頂けますよう、彼が仕事を覚えるまでは今まで通り補佐させて頂きますので。…… 自己紹介を」

磯山「磯山志信です。どうぞ、宜しくお願い致します」

神谷「ひかる様。紅茶を召し上がられないのでしたら、いったん下がらせて頂き、御召替えの時間になりましたら、また  と共に失礼させて頂きます。じき、大旦那様とお出掛けになられる時刻ですのでお忘れなく」

ひかる「嗚呼…… じゃ、下がれば? 神谷だけ」

神谷「…… はい?」

ひかる「磯山は、僕付きの執事なんだろ? 神谷と共に下がる必要は無いだろ。神谷だけ、下がれよ」

神谷「紅茶でしたらわたくしが御入れ致しますが」

ひかる「さがれと言ったのが聞こえないか」

神谷「失礼致しました」≪音:扉が開く音≫


磯山「(暫しの間が居た堪れなくなったように)
 あの…… やっぱり、紅茶でもお持ちしましょうか?」

ひかる「淹れられンの? じゃ、持って来いよ」

磯山「何を淹れてきましょうか?」

ひかる「そンなん、いちいち主人に聞く訳? そんなんじゃ執事の意味無いじゃん……」

磯山「今すぐ、神谷さんに聞いて来ます」

ひかる「ん? いい。じゃぁ、ダージリン・オータムナルが飲みたい」

磯山「は、はい。只今……」≪音:扉が閉まる音≫

ひかる「…… 秋摘み茶葉だから、…… もう無いと思うんだけどねぇ~ なに淹れて来るんだろ」

≪音:扉≫


磯山「…… オータムナルは、秋摘みの茶葉のようで、もう切らしてしまったようです。いまならファストフラッシュで如何でしょうか?」

ひかる「で? そのファストフラッシュは淹れて来たわけ?」

磯山「いいえ。ファストフラッシュで良いか分からなかったので…」

ひかる「じゃ、手ぶらで戻ってきたんだ。近い味の紅茶くらい、ふつー持ってくるんじゃねえの? 使えねー 御前。執事、やる気あんの?」

磯山「は…… はいッ、すみません。気が利かなくて。でも、言われた事は、精一杯やろうと思います。御茶の事もこれから覚えます。なんでも、これから覚えますから」

ひかる「…… 言われた事なら、やれるんだ?」

磯山「はい。何でも」

ひかる「何でも? じゃ、さ? そこの窓、開けてよ。≪音:室内を歩き、窓を開ける音≫ …… これ…≪音:室内を歩く音と共に≫ 今日の外出のために創らせた帽子なんだけれど… あ、手が滑って窓から落として木に引っ掛かってしまった。帽子が無いと出掛けられないんだよなァ……  取って来て?」


磯山「はいッ ≪音:窓枠が軋む音、梢が揺れるような音で、窓から木に飛び移ろうとしていることを表現≫」

ひかる「ちょ? ……ちょ、ちょ、ちょっと!待てってば、待てよ。危ねぇだろッ! 冗談! 冗談だって!やめろよ」

磯山「……え? 冗談だったのですか? でも、帽子が無いと…」

ひかる「ぁ゛あッ もういいから、いい。帽子は後で庭師に取って貰うからいい。あのさ…… 俺がこの窓から飛び降りろと言ったらどうすんの? やるの? 馬鹿だろ」

磯山「でも。僕には、それくらいしか出来ないのだから、何でも… やる気で居ないと」

ひかる「お前、さ。名前…… なんだっけ? どうして、ウチで働く事になったんだ?」

磯山「 ~ 過去設定などを語るセリフ ~ 」

ひかる「ふぅん… どうりで。“らしくない”と思った」

磯山「済みません」≪この言葉に、扉をノックする音が重なる≫

神谷「失礼致します。宜しいでしょうか?」

ひかる「ああ。」

神谷「磯山が、台所で茶葉を探していた様子だと耳にし、茶を御所望かと思い、お持ち致しました ≪食器の音≫ どうぞ。後、大変申し訳有りませんが、磯山と共に大旦那様へ目通りを願いたいので、彼と共に失礼させて頂いて宜しいでしょうか?」

ひかる「嗚呼…」

神谷「それでは失礼致します」

磯山「失礼致します」


≪扉があく音がするや、ひかるの言葉が重なる≫

ひかる「あ。磯山、ま。……早く、茶くらい淹れて持って来れるようになれよ、な?」

磯山「はい。有難うございます」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「次回予告」
紅茶はストレートかミルクティーが好きな神谷です。

ひかる様に好かれ始めた磯山。しかし、その「好き」が主従の繋がりを超えそうで、俺はハラハラしています。実は、以前に磯山家の執事を辞めたのも、志信への恋心が抑えられなくなりそうだった為であり、また、その恋心が再燃しそうです。奇妙な三角関係になりそうなこの関係は、今後、どうなるのだろうか…

次回も是非、お聴き下さい。


///////////////////////////////////////


次回予告の内容は冗談として、こんな感じで“次回予告”を入れたらどうだろう?



[1] 掲示板が完成しましたキラキラ

投稿者: teacup.運営 投稿日:2014年 3月19日(水)19時27分57秒 KD175108195135.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用

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